学校経営シラバス

校長室だより

校長室だより
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2018/02/01

校長室だより 2月号

| by 管理者
◇3年生、家庭学習期間
 3年生は高校生としての授業をすべて終え、今月から家庭学習に入りました。新たなスタートまで2ヶ月の準備期間となります。中には進学・就職で親元を離れ、これが家族と過ごす最後の期間となる生徒もいるでしょう。進路の決まった生徒は新生活への準備とともに、親への感謝をしっかりと伝える機会にしてほしいと思います。一方、大学受験を控えている生徒は、まだそこまでの余裕はありません。全道・全国の高3生は学校や予備校で夜遅くまで受験勉強に取り組み、これから始まる私立大学、それに続く国公立大学の入学試験に臨んでいきます。受験を前に緊張や不安が高まり、なんとも落ち着かない日々を送ることになりますが、もう少しの頑張りです。自分の夢や目標は譲れない、その強い思いが必ず努力を支えてくれるはずです。
 ところで、この「家庭学習期間」は、昔はもう少し遅く始まったような気がします。それは、高校の卒業式が3月10日だったせいかもしれません。私が最初に勤めた工業高校ではほとんどの生徒が就職志望で、年内にはほぼ進路が決定していました。2月になると受験で生徒がぽつぽついなくなる、という状況ではなかったので、もっと長く授業を行っていました。ところが、進路の決まった生徒たちはなかなか授業に身が入らず、教える方もずいぶん苦労した記憶があります。それは、新米教師の力不足が原因でもあったのでしょうが…。
 「開放感と寂しい気持ちがあります。」と言って下校していった生徒たちが事故なく有意義な「家庭学習期間」を過ごし、新しい出発への意欲と自覚を高めて卒業式に臨んでくれることを願います。。

◇”なにげに”している間違い
 スピードが求められる時代だからなのか、短縮されていく言葉が多いと思います。「何気なく・・・」を「何気に・・・」と言うのもその一つです。多くの生徒は友人同士の会話で後者を使います。他にも「ハンパない」「チョー・・・」や、短縮形ではなく変形と言えばいいのでしょうか、「ヤバい」「ぶっちゃけ」など。そうした傾向は大人の中にも見られますが、我々教師は少し気をつけなければなりません。高校生と話す機会の多い私たちは、世間の人々よりも若者文化に馴染みやすい環境にあり、生徒との会話をスムーズに進めるために彼らの言葉遣いを”なにげに”見逃している危険性があります。それどころか、私たち自身も生徒の前でそうした言葉を使ってしまうこともあります。そうすると、生徒たちも「許される言葉遣い」としてその使用場面を広げてしまうことも予想されます。職場の上司や先輩、取引先にそういった言葉を”なにげに”使うことがないよう、適切な場面でさりげなく気づかせていくことが必要だな、と考えるこの頃です。
 ちなみに、”さりげなく”はまだ”さりげに”へ一般化していないと理解していますが、時間の問題でしょうか・・・
 

平成30年2月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:52
2018/01/05

校長室だより 1月号

| by 管理者
 新しい年を迎えました。昨年は本校の教育に対する温かなご支援・ご協力をいただき、ありがとうございました。3年生はほとんどの生徒が進路決定を果たし、高校最後の冬休みを有意義に過ごしているものと思います。また、進学・就職ともこれから受験に臨む生徒は、最後の追い込みに懸命です。粘り強く頑張れ! 1・2年生は頑張り通した3年生に続くべく、新たな目標を掲げて今年をスタートしてほしいと思います。
 本年も教育活動の充実を目指して職員一同努力してまいります。

◇たくましく、主体的に
 教育を巡る動きが激しい、というのが最近の率直な思いです。この背景にあるのは、社会の変化が激しいという事実です。ICT技術の進展に代表されるように、時代は進み世の中の様子も変わっていきますから、そうした社会状勢に対応する力が必要になるのは当然だと言えます。「不易と流行」のうち「流行」の部分です。そして、社会が変わっていくスピードが早ければ、教育もそれについていくスピードを持たなければなりません。今後もあらゆる方向から、社会の波が学校に押し寄せるでしょう。その波をしなやかに受け止めていく柔軟さと、教育活動に反映させていく創造性が学校には求められています。昔は「学校は社会から切り離されている」と揶揄されたことがありましたが、今は「社会に開かれた」がキーワードになっています。
 一方、社会の変化に伴って多様な価値観が認められるようになったことで、「不易」であるはずの部分が揺らいでいないか、と思うこともあります。そのひとつは「我慢させること」の大切さです。学校でも家庭でも、子どもの気持ちを尊重しながら育てることは大切なのですが、それが「わがまま」を許すことにはなっていないか、という疑問があります。「言った者勝ち」という社会風潮も気になります。ともすると「自分の要求が通って当たり前」になってしまい、ちょっとしたことで不満を持ったり、つまづいてしまうことにもなります。また、人の気持ちを思いやる力も育ちません。思い通りにならないことがあって当たり前、それでも困難にたくましく立ち向かう力や、何をやるべきかを自分で見出す主体性の大切さを生徒に伝えていきたいと考えています。

◇困った芸風
 年末年始の新聞テレビ欄はバラエティ番組やお笑い番組が盛りだくさんでした。多くの生徒がテレビを見て笑ったことでしょう。それは平和なことだと思います。しかし同時に、「何かおかしい」と思うこともあります。漫才で相方の頭を思いきりたたくコンビが何組もあり、その芸風で観客の笑いをとります。また、番組司会を務める大物(らしい)芸人さんが、出演者のとぼけた(とみなした)話に突っ込んで頭をたたきます。先輩芸能人に対してさえです。私は、その場の笑いに満足げなその人のドヤ顔がいやで、以来その人の番組は見ないようになりました。視聴率を稼げるから起用されるのでしょうが、”相手をド突いて笑わせる”ことに子どもたちはどんな影響を受けていくでしょう。マスコミもいじめや暴力の根絶を訴えながら、一方ではそれを笑いのネタにしていることにどうしても違和感を覚えます。分別を持った大人なら嫌いな番組を避けることはできますが、子どもは面白いと思えば抵抗なくそれに馴染んでしまいます。人をたたいて笑わせるような芸風や、それを助長しているような番組制作は困ったものです。いじめの社会的温床はそんなところにもある、と思えてなりません。 

平成30年1月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
11:01
2017/12/05

校長だより 12月号

| by 管理者
◇受験は団体戦
 数日前、放課後に校内を巡回していたら、期末テストに向けて勉強している何人かの3年生がいました。その中の一人は看護学校を志望する受験生です。受験勉強に追われて、テスト勉強まで手が回っていないと嘆いていました。その生徒の話を聞きながら、自分も過ごした、先の見えないあの灰色の時期を思い出していました。過ぎてしまえば笑って語れることも、当の本人には憂鬱で長い「受験生」としての時間。友人とグチをこぼし合いながらも、なんとか過ごした青春の一時期でした。そこで浮かんだのが、テレビCMで見た「受験だって団体戦だ!」のフレーズです。テスト勉強のために学校に居残って勉強しているこの時間、そして放課後は予備校に通って自分の夢に向かっている時間、グチを言い合っていてもそばには同じ思いを持った仲間がいて、その頑張る姿に自分も励まされています。辛い試練も、一緒に頑張る仲間がいればきっと乗り越えていけるでしょう。受験に臨む全員が来年春には、笑顔で希望の道を歩き始めることを期待しています。
みんなで頑張れ!


◇高1生、平日の「無勉」は25%

 受験勉強は、高校時代の学習の総仕上げとも言えます。うまく仕上げるためには、毎日の勉強の積み上げが欠かせませんが、残念ながら道内(管内)の高校生の勉強不足は明らかです。道教委は全道の高1生対象に行った学習調査の集計を発表しましたが、平日の勉強を家庭で「全く/ほとんどしない」が25%、「1時間未満」が45%、「1~2時間」が22%、「2時間以上」は10%という回答でした。この数字をどう見るべきでしょうか。
 「生きる力」という言葉の登場で、「知識」の重要性が影を潜めたような感じもありますが、決してそうではないのです。これからの時代に生きる子どもたちに必要な「思考力」「判断力」「表現力」などは、十分な知識の上に成り立つものであって、それを支える従来型の学習が不要になったわけではありません。むしろ、これまでの学習に加えて課題解決型の能力が求められ、ハードルは上がったとも言えます。そのような中で、高校1年生の4人に1人が家庭学習ゼロ、半数近くが1時間以下というのは心配です。
 時代が進む中、「昔はよかった」と感傷にふけっても何の解決にもつながらないことはわかっていますが、ついつい過去と比べてしまいます。電話もテレビも家には一台、下校後は友達とやりとりもできず、高校生の楽しみはラジオの深夜放送くらいだったでしょうか。対人関係での個人的な思いがネット上で行き交うこともなく、無用なトラブルになる心配もありませんでした。時には友達が貸してくれた本を読んだり・・・。
 卒業式で「蛍の光」を歌う学校が減っていますが、高校生は「書(ふみ)読む月日重ねつつ」の歌詞を知っているでしょうか。「書(ふみ)読む」とは「勉強する」という意味です。

◇ちょっと損をする生き方
 スーパーで牛乳を買うとき、消費期限の近い方と遠い方のどちらを買いますか? 
それが自分の家の冷蔵庫にあった場合、どちらから飲みますか? それはなぜですか?
 大きな駐車場のあるお店では、入り口に近い方と遠い方のどちらに車を停めますか? 自分の体調が悪かったり年をとっても買い物に行かなければならなかったら、どこが空いていれば助かりますか? 
 教頭先生が全校集会で生徒に問いかけた話です。いい話をしてくれます。

平成29年12月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:40
2017/10/31

校長室だより 11月号

| by 管理者
◇見学旅行
 高校生にとって最大のイベントが見学旅行です。日常とは違う4泊5日を過ごした生徒たちは、見聞を広げるとともに自覚的な行動と友人への配慮を身につけ、ちょっぴり大人になって帰ってきました。2ヶ月の事前準備を通して様々な場所に思いを馳せ、そこを実際に訪れることで新たな感動や発見もあったでしょう。反対に、集団行動ゆえの気疲れや、自主研修での見込み時間のズレなど想定外の事態があったかもしれません。しかし、どの場面でも新しい経験をしたことに大きな価値があり、人間としての幅が広がったことは間違いありません。同時に、そうした場面の一つ一つが大切な思い出となって、いつか昔を振り返った時にほのぼのと蘇ることがあれば素晴らしいことだな、と思います。
 その見学旅行はヒヤヒヤのスタートでした。台風21号の影響で、搭乗便が広島に着陸できなければ羽田に引き返すという条件付きの出発となり、今回ほど機内で無事の到着を祈ったことはありません。引き返した場合の宿泊や旅行日程はどうなるか、いろいろなことが頭をよぎりましたが、大揺れの機内で生徒の悲鳴と「機長さん、お願い!」という声の中、飛行機は無事に広島空港に着陸。一便後の広島行きは羽田に引き返したそうですから、生徒の祈りがきっと届いたのだと思います。この日の平和記念公園だけは雨にやられましたが、翌日からは通り過ぎた台風の後を追う形で関西へ。大阪や京都は前日に強い風雨だったらしく、なんとも強運な旅行団でありました。全行程を無事に終え、生徒に事故なく帰ってこられたことが何よりでした。

◇「成長」とは「変化」
 ある先生が私との面談で言ったことです。「最近、自分のやり方が普通になってしまって新しい発想をしなくなってるなと思うことがあります。それでは自分が成長しないと思うんです。変化を求めなきゃダメですよね。」という趣旨の話でした。全く同感です。
 子どもは新しい経験の中で見方や発想を広げ、どんどん成長していきますが、その成長の姿は「変わっていく」ものだと言えます。新しい知識や技能を身につけていく、努力する習慣がついてくる、自分でできることが増えていく・・・。遅刻しなくなるとか、元気に挨拶ができるということだって、とても大事な変化です。一方で私たち大人は、一定の経験を持つとそれに基づいた考え方や方法をとろうとしがちです。経験は何かを実行するときの強力な味方でもありますが、それを絶対だと思いすぎると変化への対応が弱くなることもあります。世の中では新しい変化が次々と起こっていて、教育界も例外ではありません。先生方には、小さな変化に挑戦することで教師としての力量を高めてほしい、そして自分もそうでありたいと思う面談となりました。

◇国際交流クラブ

 本校生徒は外国人との交流に慣れています。カナダ人の英語指導助手がその重要な役割を果たしているほか、頻繁に訪れる海外からの留学生、町には数多くの国際交流員、日本語学校や専門学校にはアジアを中心とした多くの留学生がいて、生徒は海外研修にも出かけます。2年生の見学旅行では外国人へのインタビューが課題でしたが、どの班も積極的にこなしてきたようです。新しく国際交流クラブもスタートし、日本語学校で学ぶ外国人学生との交流を計画しています。生徒たちはこうした経験を通して世界への視野を広げ、国際感覚を磨いています。これは人生を主体的に生きる土台になるもので、来年春にはこの活動に加わる新入生が増えることを願っています。

平成29年11月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
10:00
2017/10/03

校長だより 10月号

| by 管理者
◇国際理解教育の推進
 道教委がまとめた調査によると、中学生の保護者が高校に期待する学習分野のトップは「外国語教育」となっています。一方、中学生のトップは「スポーツ・健康」で、親子間の意識はちょっと違うようで、英語を苦手としている生徒が多いということを示しているのかもしれません。英語の教員としては、反省させられます。
 本校は本年度から文科省指定の研究開発に取り組んでおり、そのテーマが国際理解教育の推進です。地域にたくさん住んでいる外国人との交流や教育機会を活用して、幼稚園から高校までの一貫した教育プログラムを組み、地域と世界をつなぐ人材を育成することが目標です。その言語手段となる英語教育の推進についても、各学校あげて検討を進めています。本校には、毎年6名の枠(今年は8名)で実施している海外派遣(費用は町が全額支援!)への参加を希望して入学してくる生徒もいます。このように恵まれた教育支援と環境を生かし、英語が苦手だって使えるようになる、という教育を目指していきたいと考えています。本校へ来たれ!、未来の国際人。

◇就職内定
 生徒と教師がともに目指す大きな目標の1つが進路決定です。今年の就職試験は9月16日に始まり、先月末から内定通知が届き始めました。出願書類の「志望の動機」を何度も練り直し、面接練習を繰り返した苦労が報われました。吉報を受け取った生徒の表情は晴れ晴れとして、同時に社会人になるという自覚を高めているように見えました。これからの社会はますます変化が激しく先行きも不透明ですが、自分の選んだ仕事を通して人の役に立ち、大事にされる存在となるように、これからも自分を鍛え続けてくれることを願うばかりです。
 就職試験では、面接に臨んだ生徒たちの緊張感が想像されます。多くの企業は、「コミュニケーション能力」を採用時の大きなポイントとしてあげているので、面接ではその力を見極めようとします。口数が多い必要はありませんが、相手の質問に的確に、明るく反応できる、また、自分の考えをしっかりと言えるということが大事です。そのような力は短期間に身につくものではなく、小さな頃からの家庭生活や学校生活の中で育ちます。スマホばっかりやって、家族や友人と話す機会が少ない子どもはコミュニケーション能力が育ちにくいと言われます。今、教育の現場では「対話的な授業」がキーワードになっていて、新しい課題が次々に出てくるこれからの世の中では、周囲と協力しながら積極的に問題解決に関わろうとする力が大事になるという背景があります。家庭でも学校でも、子どもたちの主体的なコミュニケーション力をもっと育てていかなければなりませんね。
 とは言う私も、高校までは人前に出るようなタイプではなく、多くの生徒の中の目立たない一人でしたが、大学に入ってから少し状況が変わりました。友人に誘われて所属した文化系サークルで、人前に出て発表したり、議論の進行役になったり、大学間の大会で勝敗を競うという経験を得ました。もしかしたら、私はその頃に少しはコミュニケーションの訓練ができたのかもしれません。少し遅かったような気がしますが…。生徒たちには、いろいろな場面で自分の考えをまとめたり、人と意見を交換するような経験をたくさん積んでほしいと思います。
 
平成29年10月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:47
12345
〒071-1426  上川郡東川町北町2丁目12番1号
 TEL (0166) 82-2534 (事務室) 
       (0166) 82-2590 (職員室)
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