学校経営シラバス

校長室だより

校長室だより
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2018/05/01

校長室だより5月号

| by 管理者
◇さくらさくらさくら
 先日、2年生の国語の授業を参観させてもらいました。教材は俵万智の「さくらさくらさくら」で、その授業では数人のグループで情景や作者の心情を話し合うというものでした。生徒の教科書を覗いて目に入ってきたのが、「心散るならば 満開の木の下で そっと言われたかった さよなら」という歌です。
 私は函館で育ったのですが、真っ先に浮かんだのが五稜郭公園の満開の桜でした。お堀の周りには高い土手があって、そこから下を見るとまるで桜の海が広がっているような風景です。生徒たちはどのような情景を思い描き、桜にまつわるどんな思い出を浮かべたのでしょうか。中には、目をつぶって一生懸命に情景を描き出そうとしている生徒もいました。満開の桜の下で、はらはらと花びらが散っていくように、その人の心も散っていったのでしょうか。誰にさよならを言われたのでしょうか。そのように想像を膨らますことができるのが短歌や俳句の良さです。若い感性で、「う~ん」とうならせてくれるような解釈を聞きたいものです。その授業は最後まで見ることはできなかったのですが、先生によると各グループの話が盛り上がり、発表までにはもう1時間かかるとのこと。各グループの発表の時間にもう一度参観させてもらおうと思っています。


◇「一斉」の大切さ
 この4月から町内会役員を仰せつかることになり、いくつかの会議に出ています。町内清掃やゴミ出しのこと、あるいは神社の維持や祭典の実施について、そして町内会親睦行事の計画など。住みよい暮らしや円満な近所付き合いのために、住民同士が協力し合っていく大切さを改めて実感しています。これまでも、誰かが世話役を担っていたおかげで、町内会の穏やかな自治が保たれ、様々な親睦行事にも参加できていたのだと思います。そして先日は、春の町内清掃が行われました。朝早くから多くの人がスコップや竹箒を持って幹線道路の脇にたまった落ち葉や砂利を片付け、ようやく冬の落とし物が一掃された感じです。
 ところで、この「一斉」というのはとても意義のある仕掛けです。住民は誰でも家の周りのゴミは自分たちで片付けますが、なかなか人の家のゴミまでは取ってあげようとは思いません。しかし「一斉」となると、隣近所で協力し合って自分の家だろうがよその家だろうが、普段あまり通らない道や公園の周辺まで掃除して回ります。多くの人の美化意識を同じレベルに押し上げ、何よりも同じ目的で行動を共にする心地よさがあります。これは学校にも言えることで、授業を始め行事や各活動を一緒に行うことがお互いを高めていくことにつながります。個別指導の重要性はもちろんありますが、日本の教育が行ってきた集団指導は、相互扶助や秩序維持などとても大切な国民性を育ててきたと言えるものです。

◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年5月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:53
2018/04/05

ようこそ 平成30年度東川高校ホームページへ

| by 管理者
ようこそ 平成30年度東川高校ホームページへ

◇新年度を迎えて
 新しい春が巡ってきました。葉の落ちた木々や枯れた芝生も、もうすぐ新しい芽吹きが始まり、その後は急速に緑が増えていきます。この冬は昨年よりも雪が多く降りましたが、北国に住む私たちにも心弾む季節がようやく訪れました。本校も平成30年度新学期のスタートにあたり、教職員一同気持ちを新たに日々の教育活動に努める所存です。具体的には、①課題解決に向かう能力の育成 ②文科省指定の研究開発(国際理解教育)の推進 ③校訓「美風慣行」「自律創造」の実践 ④第一希望の進路実現 がテーマになります。個々の生徒が明確な目標を持ち、その達成のために努力する姿をしっかりと支えていきたいと考えています。
 さて、新年度は初々しい新入生が入学し、先生方の転入があり、組織体制が入れ替わり、新しい計画が提案され…と、変化を感じさせるウキウキ感があります。新1年生との対面が楽しみですし、新しい後輩を迎える2・3年生の意識の高まりには特に期待しています。環境や立場が変わるということは、新しいことに挑戦する機会も増え、自分の中の新しい力を引き出す絶好のチャンスとなります。とりわけ若者にとっては、多くのことに挑戦していくことが人間としての成長につながっていきます。生徒たちのそんな姿を描きながら、意欲と活気に満ちた東川高校を目指していきます。

◇生徒の力を伸ばす東川町からの支援
 本校は東川町から生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すために、①福祉資格取得費用の助成 ②各種検定料の半額補助 ③外部進学講習・模擬試験費用の半額補助  ④英語教育・海外派遣(3カ国2名ずつ)・部活動充実への支援 ⑤自動車免許取得費用の補助など、手厚い支援をいただいています。社会の急速な変化に主体的に対応し、自分の力を発揮できる生徒の育成に、町と一体となって取り組んでいる学校です。
 また、東川町は文部科学省の指定を受け、昨年度から4年間の計画で英語教育と国際理解教育の推進に向けた研究を行うことになっています。これは、幼稚園から小、中、高につながる一貫した教育プログラムを組むことで、世界で活躍できる人材の育成を目指すものです。東川町はこれまで多くの国々との国際交流を進めてきており、各学校には当たり前のように外国の方々が出入りしていますから、この環境を生かして生徒達のグローバルな心と力を育てていきます。

◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年4月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
16:33
2018/02/01

校長室だより 2月号

| by 管理者
◇3年生、家庭学習期間
 3年生は高校生としての授業をすべて終え、今月から家庭学習に入りました。新たなスタートまで2ヶ月の準備期間となります。中には進学・就職で親元を離れ、これが家族と過ごす最後の期間となる生徒もいるでしょう。進路の決まった生徒は新生活への準備とともに、親への感謝をしっかりと伝える機会にしてほしいと思います。一方、大学受験を控えている生徒は、まだそこまでの余裕はありません。全道・全国の高3生は学校や予備校で夜遅くまで受験勉強に取り組み、これから始まる私立大学、それに続く国公立大学の入学試験に臨んでいきます。受験を前に緊張や不安が高まり、なんとも落ち着かない日々を送ることになりますが、もう少しの頑張りです。自分の夢や目標は譲れない、その強い思いが必ず努力を支えてくれるはずです。
 ところで、この「家庭学習期間」は、昔はもう少し遅く始まったような気がします。それは、高校の卒業式が3月10日だったせいかもしれません。私が最初に勤めた工業高校ではほとんどの生徒が就職志望で、年内にはほぼ進路が決定していました。2月になると受験で生徒がぽつぽついなくなる、という状況ではなかったので、もっと長く授業を行っていました。ところが、進路の決まった生徒たちはなかなか授業に身が入らず、教える方もずいぶん苦労した記憶があります。それは、新米教師の力不足が原因でもあったのでしょうが…。
 「開放感と寂しい気持ちがあります。」と言って下校していった生徒たちが事故なく有意義な「家庭学習期間」を過ごし、新しい出発への意欲と自覚を高めて卒業式に臨んでくれることを願います。。

◇”なにげに”している間違い
 スピードが求められる時代だからなのか、短縮されていく言葉が多いと思います。「何気なく・・・」を「何気に・・・」と言うのもその一つです。多くの生徒は友人同士の会話で後者を使います。他にも「ハンパない」「チョー・・・」や、短縮形ではなく変形と言えばいいのでしょうか、「ヤバい」「ぶっちゃけ」など。そうした傾向は大人の中にも見られますが、我々教師は少し気をつけなければなりません。高校生と話す機会の多い私たちは、世間の人々よりも若者文化に馴染みやすい環境にあり、生徒との会話をスムーズに進めるために彼らの言葉遣いを”なにげに”見逃している危険性があります。それどころか、私たち自身も生徒の前でそうした言葉を使ってしまうこともあります。そうすると、生徒たちも「許される言葉遣い」としてその使用場面を広げてしまうことも予想されます。職場の上司や先輩、取引先にそういった言葉を”なにげに”使うことがないよう、適切な場面でさりげなく気づかせていくことが必要だな、と考えるこの頃です。
 ちなみに、”さりげなく”はまだ”さりげに”へ一般化していないと理解していますが、時間の問題でしょうか・・・
 

平成30年2月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:52
2018/01/05

校長室だより 1月号

| by 管理者
 新しい年を迎えました。昨年は本校の教育に対する温かなご支援・ご協力をいただき、ありがとうございました。3年生はほとんどの生徒が進路決定を果たし、高校最後の冬休みを有意義に過ごしているものと思います。また、進学・就職ともこれから受験に臨む生徒は、最後の追い込みに懸命です。粘り強く頑張れ! 1・2年生は頑張り通した3年生に続くべく、新たな目標を掲げて今年をスタートしてほしいと思います。
 本年も教育活動の充実を目指して職員一同努力してまいります。

◇たくましく、主体的に
 教育を巡る動きが激しい、というのが最近の率直な思いです。この背景にあるのは、社会の変化が激しいという事実です。ICT技術の進展に代表されるように、時代は進み世の中の様子も変わっていきますから、そうした社会状勢に対応する力が必要になるのは当然だと言えます。「不易と流行」のうち「流行」の部分です。そして、社会が変わっていくスピードが早ければ、教育もそれについていくスピードを持たなければなりません。今後もあらゆる方向から、社会の波が学校に押し寄せるでしょう。その波をしなやかに受け止めていく柔軟さと、教育活動に反映させていく創造性が学校には求められています。昔は「学校は社会から切り離されている」と揶揄されたことがありましたが、今は「社会に開かれた」がキーワードになっています。
 一方、社会の変化に伴って多様な価値観が認められるようになったことで、「不易」であるはずの部分が揺らいでいないか、と思うこともあります。そのひとつは「我慢させること」の大切さです。学校でも家庭でも、子どもの気持ちを尊重しながら育てることは大切なのですが、それが「わがまま」を許すことにはなっていないか、という疑問があります。「言った者勝ち」という社会風潮も気になります。ともすると「自分の要求が通って当たり前」になってしまい、ちょっとしたことで不満を持ったり、つまづいてしまうことにもなります。また、人の気持ちを思いやる力も育ちません。思い通りにならないことがあって当たり前、それでも困難にたくましく立ち向かう力や、何をやるべきかを自分で見出す主体性の大切さを生徒に伝えていきたいと考えています。

◇困った芸風
 年末年始の新聞テレビ欄はバラエティ番組やお笑い番組が盛りだくさんでした。多くの生徒がテレビを見て笑ったことでしょう。それは平和なことだと思います。しかし同時に、「何かおかしい」と思うこともあります。漫才で相方の頭を思いきりたたくコンビが何組もあり、その芸風で観客の笑いをとります。また、番組司会を務める大物(らしい)芸人さんが、出演者のとぼけた(とみなした)話に突っ込んで頭をたたきます。先輩芸能人に対してさえです。私は、その場の笑いに満足げなその人のドヤ顔がいやで、以来その人の番組は見ないようになりました。視聴率を稼げるから起用されるのでしょうが、”相手をド突いて笑わせる”ことに子どもたちはどんな影響を受けていくでしょう。マスコミもいじめや暴力の根絶を訴えながら、一方ではそれを笑いのネタにしていることにどうしても違和感を覚えます。分別を持った大人なら嫌いな番組を避けることはできますが、子どもは面白いと思えば抵抗なくそれに馴染んでしまいます。人をたたいて笑わせるような芸風や、それを助長しているような番組制作は困ったものです。いじめの社会的温床はそんなところにもある、と思えてなりません。 

平成30年1月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
11:01
2017/12/05

校長だより 12月号

| by 管理者
◇受験は団体戦
 数日前、放課後に校内を巡回していたら、期末テストに向けて勉強している何人かの3年生がいました。その中の一人は看護学校を志望する受験生です。受験勉強に追われて、テスト勉強まで手が回っていないと嘆いていました。その生徒の話を聞きながら、自分も過ごした、先の見えないあの灰色の時期を思い出していました。過ぎてしまえば笑って語れることも、当の本人には憂鬱で長い「受験生」としての時間。友人とグチをこぼし合いながらも、なんとか過ごした青春の一時期でした。そこで浮かんだのが、テレビCMで見た「受験だって団体戦だ!」のフレーズです。テスト勉強のために学校に居残って勉強しているこの時間、そして放課後は予備校に通って自分の夢に向かっている時間、グチを言い合っていてもそばには同じ思いを持った仲間がいて、その頑張る姿に自分も励まされています。辛い試練も、一緒に頑張る仲間がいればきっと乗り越えていけるでしょう。受験に臨む全員が来年春には、笑顔で希望の道を歩き始めることを期待しています。
みんなで頑張れ!


◇高1生、平日の「無勉」は25%

 受験勉強は、高校時代の学習の総仕上げとも言えます。うまく仕上げるためには、毎日の勉強の積み上げが欠かせませんが、残念ながら道内(管内)の高校生の勉強不足は明らかです。道教委は全道の高1生対象に行った学習調査の集計を発表しましたが、平日の勉強を家庭で「全く/ほとんどしない」が25%、「1時間未満」が45%、「1~2時間」が22%、「2時間以上」は10%という回答でした。この数字をどう見るべきでしょうか。
 「生きる力」という言葉の登場で、「知識」の重要性が影を潜めたような感じもありますが、決してそうではないのです。これからの時代に生きる子どもたちに必要な「思考力」「判断力」「表現力」などは、十分な知識の上に成り立つものであって、それを支える従来型の学習が不要になったわけではありません。むしろ、これまでの学習に加えて課題解決型の能力が求められ、ハードルは上がったとも言えます。そのような中で、高校1年生の4人に1人が家庭学習ゼロ、半数近くが1時間以下というのは心配です。
 時代が進む中、「昔はよかった」と感傷にふけっても何の解決にもつながらないことはわかっていますが、ついつい過去と比べてしまいます。電話もテレビも家には一台、下校後は友達とやりとりもできず、高校生の楽しみはラジオの深夜放送くらいだったでしょうか。対人関係での個人的な思いがネット上で行き交うこともなく、無用なトラブルになる心配もありませんでした。時には友達が貸してくれた本を読んだり・・・。
 卒業式で「蛍の光」を歌う学校が減っていますが、高校生は「書(ふみ)読む月日重ねつつ」の歌詞を知っているでしょうか。「書(ふみ)読む」とは「勉強する」という意味です。

◇ちょっと損をする生き方
 スーパーで牛乳を買うとき、消費期限の近い方と遠い方のどちらを買いますか? 
それが自分の家の冷蔵庫にあった場合、どちらから飲みますか? それはなぜですか?
 大きな駐車場のあるお店では、入り口に近い方と遠い方のどちらに車を停めますか? 自分の体調が悪かったり年をとっても買い物に行かなければならなかったら、どこが空いていれば助かりますか? 
 教頭先生が全校集会で生徒に問いかけた話です。いい話をしてくれます。

平成29年12月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:40
12345
〒071-1426  上川郡東川町北町2丁目12番1号
 TEL (0166) 82-2534 (事務室) 
       (0166) 82-2590 (職員室)
  FAX  (0166)  82-2534
 

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