学校経営シラバス

校長室だより

校長室だより
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2018/11/02

校長室だより11月号

| by 管理者
◇見学旅行
 朝から夜まで5日間、生徒と一緒にいると彼らの様々な表情を見ることができます。ほとんどの場面では楽しく嬉しそうな表情ですが、驚いたり真剣な目をしている顔を見ることもあります。また、学校では見られない生徒の意外な一面を発見することもあり、私は担任をしていた頃は見学旅行の引率が好きでした。授業を行わなくなった今、普段は生徒と関わることがすっかり少なくなってしまいましたが、このような機会に多くの生徒と言葉を交わしたりできるのは実に楽しいことです。
 今回の旅行目的は、広島での平和学習、京都・奈良での歴史探究、そして大阪での自主研修とUSJというメニューでした。USJやディズニーランドは高校の見学旅行先としていかがなものか、という議論もあるようですが、遠い北海道に住んでいるため、一生に1回の経験となる生徒もいると思います。京都や奈良の歴史を味わうことと同じように、あの夢のような世界に触れることも、彼らにとっては大きな意義があるのではないかと私は思います。ずっと以前のことですが、見学旅行で初めてディズニーランドに行った生徒がすっかりその世界に魅了され、将来はその運営会社に就職することを夢見るようになりました。その会社にはどの大学の出身者が多いかということまで調べ上げ、猛勉強の末、難関と言われるその大学にちゃんと合格してしまったのです。若者にとっては、感動の経験がその後の人生を方向付ける場合もあるということを、その生徒を通して私自身が実感しました。
 それにしても、有名な観光地はどこも外国人がとても多く、パンフレットに載る京都のお寺や神社に来ている観光客は半分以上が外国人ではないかと思うほどでした。人混みの中を歩くのはあまり好きではありませんが、生徒の自主研修先に向かう途中、偶然立ち寄った小さなお寺では数人の日本人がいるだけで、静かなたたずまいの庭を穏やかな気持ちで眺めることもでき、京都に来たことを実感する時間となりました。
 生徒たちも、ずっと思い出に残るような大切な経験をしてきたのではないかと思っています。

◇創立70周年記念
  今月17日に本校70周年の節目となる式典が行われます。それぞれの時代に生徒が活発な青春群像を描き、あるいは将来への夢や不安を語りながら同窓の絆を強め、卒業してからも何かにつけ高校時代を思い出すこともあったのではないでしょうか。多くの同窓生や地域関係者にとって、現在も生徒たちが元気に高校生活を送り、自己の成長に努めていることをお伝えする機会になればと考えています。また同時に、これまで本校を育てて来られた諸先輩への感謝を共有することができれば幸いです。
 70周年に係る記念事業(記念誌の発行や教育環境の整備)に向けては、保護者の皆様の他、同窓生、町民の皆様及び東川町から多くの協賛金・助成金をいただきました。改めてお礼申し上げます。この節目を次への飛躍につなげるよう、これからも努力してまいります。
 
◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年11月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴                     
11:58
2018/10/03

校長室だより10月号

| by 管理者
◇自然の脅威
 先月6日に起きた胆振東部地震は北海道に大きな衝撃と混乱をもたらしました。将来に希望を持つ高校1年生の女子が命を奪われたことは、本当に悲しく悔しい思いがします。寝ている最中に地震が発生し、逃げる時間もなかったのかもしれません。亡くなった41名の方には心からお悔やみを申し上げます。そして、1ヶ月近く経った今も避難所暮らしをされている方々がいます。住宅や生活の再建をどうしようかと、大きな悩みと不安を抱えているのではないでしょうか。1日も早く普段の生活に戻れることを願っています。
 地震発生は午前3時過ぎだったため学校に生徒はいませんでした。臨時休校にするかどうかを判断するために情報収集をしている間、これが登校した後だったならばどういうことになっていたのかと考えました。停電のために信号が止まり、そのためバスの運行も中止となりました。本校生徒の多くはバス通学のため、生徒全員を安全に帰宅させる方法を見つけなければならず、また、全員が無事に帰宅したことを確認するにも電話は通じない事態だったかもしれません。学校に残って親の迎えを待ったとしても、断水のために飲み水はなくトイレも使えません。東川は翌日の夜には電気も水道も回復しましたが、たった一日半の不便な生活を強いられただけで結構疲れました。いかに私たちの生活は自然災害に対してもろいのかを思い知らされる出来事でした。

◇進路を決める
  この時期は3年生にとって、これからの人生を方向付ける最も大きな節目となります。先月中旬から就職試験が始まり、内定が出始めていますが、多くの生徒はこれからが正念場です。18歳で自分の適性を知り、それを生かせる職種を選ぶというのは簡単なことではないため、就職希望者は夏休み中も先生やハローワークの職員の指導を受けていました。直前まで志望の動機を何回も書き直し、面接練習を繰り返しています。また、公務員志望者は学科試験に向けて居残り勉強などを続けました。取組の成果が発揮され、全員の希望が叶うことを願っています。
 現3年生は私が着任したときの入学生であり、私は本校で彼らと同じ時間を過ごしてきました。彼らを見てつくづく思うのは、大人は3年間でそれほど変わりませんが、高校生にとっての3年間は大きな変化をもたらす期間だということです。顔つきや体格はもちろん、何と言っても人間的な成長がはっきりとわかります。学習や行事、部活動での経験が、中学時代よりももっと直接的に社会とつながる力となり、また、友人や教師との関わりの中で望ましい自分の在り方を客観的に見つめられるようになってきました。そういう変化を見られるのが、教師という仕事の面白みです。
 専門学校の出願が始まり、大学を受験する者はまだまだ受験勉強が続きます。意欲と体調を維持し、全員が希望の春を迎えられますように。
 
◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年10月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴   
08:59
2018/09/04

校長室だより9月号

| by 管理者
◇秋の部活動
 今年の甲子園は、秋田金足農業の快進撃が日本中をワクワクさせました。全国から選手が集まる強豪私立高校を相手に北国の公立高校が勝ち進み、決勝まで進出したことで地元の興奮や盛り上がりはさぞ大きかっただろうと思います。駒大苫小牧高校が平成16年に甲子園で優勝を果たしたときは、正直に言うと驚いたことを覚えていますが、翌17年の連続優勝で道民は驚きではなく自信をもらいました。そして18年の早実との決勝戦(駒苫:田中投手ー早実:斎藤投手)は、北海道が一つになって熱い応援を送りました。野球に限らず、地元高校生の奮闘や活躍は子どもにはもちろん、大人にも夢や感動を与えてくれます。甲子園大会の在り方については賛否両論があるようですが、野球に打ち込む彼らのひたむきな姿には人の心を動かす力があると思います。   
 さて、本校野球部の夏の大会は、部員不足のために上富良野高校との合同チームで出場しました。3年生が引退した後は秋の大会への出場を心配しましたが、野球部監督の熱い思いに動かされた11名が助っ人として加わり、単独で出場することになりました。これまで少人数でも野球を続けてきた選手たちの思いが仲間や後輩につながり、生徒の活動の場面を目にできるのは嬉しいことです。また、写真部・美術部も全道大会への出品(個人)が決まりました。選に漏れた3年生もいますが、自分の感性や技量が豊かになったことは事実ですから、努力の成果を自分で評価してほしいと思っています。
 吹奏楽部は10月の定期演奏会に向け、そして女子バスケットも他校に勝てるまでになり、秋の大会に向けて充実した活動を続けています。そして、先月末にボランティア部と吹奏楽部のコラボで行った初めてのチャリティー野外演奏会では、司会の生徒が言った「私たちができる小さなことを大切にしていきたい」という言葉が印象的でした。どんな取組も、小さなことの積み重ねが大切だな、と改めて教えてくれました。 

◇神社祭り
  子どもの頃、夏になると月に何度か近くの神社に夜店が出ました。わずかなお小遣いを持って、友達と自転車で出かけた記憶があります。安いお菓子を買い、くじ引きなどをしたのかもしれません。細かなことは忘れてしまいましたが、境内に並んだ夜店の明かりが子ども心をくすぐったことは覚えています。「お祭り」はそんな子どもの頃のノスタルジアを感じさせるものでもあります。
 先月末に東川でも神社例大祭が行われました。明治時代から119年間この地の鎮守様として人々を見守ってきた神様に感謝するお祭りです。私も神社側の係りとしてお手伝いをしましたが、雨の早朝、社から神輿に神様を移す儀式、町内26カ所への神幸式(神様が各所を訪れること)での神主による祭儀と、舞姫らの神楽舞や獅子舞、各所に集まった人たちのお参りする姿から感じたものは、私がお祭りに抱いていたノスタルジアではなく、穏やかな暮らしと豊作を祈る日本人の精神文化そのものでした。御旅所と呼ばれる各所には多くのお供え物を載せた祭壇が用意され、周りには黄色くなり始めた水田が広がっていました。その風景の中で人々は日本人としての精神性を養い、守ってきたのだろうと思います。お祭りに来ていた子どもたちが、それを受け継いでくれるでしょう。
 
◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年9月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
08:16
2018/08/03

校長室だより8月号

| by 管理者
◇夏休みの心配
 例年になく暑い夏休みになっています。講習や部活動に来ている生徒たちの様子は目にできますが、その他の生徒たちがどのような毎日を送っているのか、長期休業には普段以上に心配が大きくなります。
 1 毎日夜更かしして朝寝坊など、生活のリズは狂っていないか。
 2 スマホのやり過ぎで、時間を無駄にしていないか。
 3 SNSに余計なことを書き込んでいないか、トラブルになっていないか。
 4 自分の部屋の掃除や家の手伝いなど、ちゃんとやっているか。
 5 帰宅の遅い日などがないか。お金を無駄遣いしていないか。
 6 計画的な毎日の学習ができているか。課題が未提出になる生徒はいないか。
 7 進路希望未定の3年生は、ちゃんと家庭で相談しているか。
 8 学校に求人票を見に来ない生徒は大丈夫か。
 9 お祭りや友人の家でお酒などの誘惑に負けていないか。
 10 アルバイトは過重な負担となっていないか。
 11 交通事故や水の事故に遭わないか。
 12 学校を離れている気楽さから、2学期以降への意欲がなくならないか。
 13  心に残るような経験をすることができるか。・・・などなど
 心配を挙げればキリがありませんが、全員が2学期始業式に元気な顔を見せてくれることが1番の願いです。

◇農業にドローン
 東川は水が豊かなこともあり、お米の町でもあります。町の中心部を取り囲むように水田が広がり、そこに夕日が差す風景などは感動ものです。今年は7月上旬まで低温が続いて、農家の方は随分心配したようですが、このところは暑い日が続き(7/28の最高気温35.8℃!)、生育は順調のようです。
 稲を元気に育てるには病害防除の作業が必要で、これには噴霧器を背負って田んぼの中を歩いたり、左右に長い噴霧機を取り付けた耕耘機を操ったりと、多大な労力と時間がかかります。最近では無人の小型ヘリコプターで薬剤を散布するという方法が普及していますが、騒音や効率の面でまだ課題があるということです。そこで脚光を浴びているのがドローンによる防除作業です。先日、ドローン操縦の講習会を兼ねた防除作業を見学する機会がありました。あっという間に広い水田への薬剤散布が終わってしまい、農家の方の負担軽減には大きな武器になるのではないかと思いました。東京から農水省の職員も視察に来ていて、国としての農業政策にドローンの活用を進めようとしていることが伺えました。北海道のような広大な農地にこそ有効な手段になるのではないでしょうか。
 講習会に参加していたのは、効率的な農家経営やドローン関連の起業を目指す全国の若者で、科学技術の進歩や時代の変化を積極的に捉え、自分の人生に生かしていこうとする姿勢を感じました。本校生徒も、新しい時代に逞しく生きてほしいと願います。

◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年8月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
12:21
2018/07/03

校長室だより7月号

| by 管理者
◇「学校祭パンフレット」より
 7月6日(金)・7(土)に行わる学校祭に向けて、各クラスのねぷた作りや発表準備に生徒たちのエネルギーを感じるようになってきました。以下、学校祭パンフに載せた文章です。

  「一発笑舞(いっぱつしょうぶ)」への期待  
 多くの仲間と心を一つにする、という経験を私が最後にしたのはいつだったか。学校祭準備に取り組む君たちの様子を見て、ふと考えた。もしかすると私は、高校を卒業してからはそういう経験をしていないかもしれない。していたとしても、高校時代の思い出ほど強くは記憶に残っていない。世の大人たちの多くが、そんな思いを持っているのではないだろうか。
 好きなことをしてのんびり過ごした時間よりも、仲間と一緒に部活動に励んだとか、学校祭や体育祭でクラスのみんなが力を合わせたとか、見学旅行で初めて訪れる土地を友人と歩いて感動したとか、つまり、誰かと同じ気持ちを共有したことのほうが圧倒的に強く印象に残る。そして、それは必ずその先の人生につながっていく。それほど君たちは今、貴重な時間を過ごしているのだと、私は心から思う。
 学校祭が様々な学校行事の中でも最も盛り上がりを見せるのは、ただ勉強から解放されるからではなく、二度と戻らないこの時間の大切さを君たちは無意識のうちに自覚して、強く心に残そうとしているからなのではないか。「一発笑舞」と掲げたテーマのとおり、一瞬の場面ごとに思いを込め、笑顔満ち躍動感舞う学校祭であってほしい。

◇応援の力
 私は普段は全くサッカーを見ないのですが、4年に一度のワールドカップということでにわかファンとなり、本日(6/28)行われるポーランド戦に期待をしています。この文章がHP上に載る頃には日本が決勝トーナメントへの進出を決め、熱い応援が続いていればいいなと願っています。
 世界大会に臨むほど数多くの経験を積んだ一流のプレーヤーでも、応援によって大きな力を得ると言います。それならば、まだ発展途上にある高校生にとって、応援されるということがなおさら大切なものとなるでしょう。本校野球部は今年は部員不足のために、上富良野高校との合同チームを組みました。夏の大会に向けた先日の合同練習の後に、「上富良野高校野球部を応援する会」が本校を含む選手たちに焼き肉を振る舞って激励してくれました。屋外にテントを立て、炭火で焼いた野菜や肉はさぞ美味しかったでしょう。先方の校長からは「選手たちは面白いくらいにたくさん食べていた」と報告を受けました。新聞にも掲載され、記事によると上富良野のキャプテンは「東川とは少ない時間で濃い関係を築けた。信頼し合って戦いたい。」と述べてくれました。頑張る人には応援してくれる人が必ずいることを実感できたことでしょう。上富良野高の温かい心遣いに深く感謝します。

◇保護者、地域の皆様には、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成30年7月
北海道東川高等学校長  渡 辺 文 貴
15:24
12345
〒071-1426  上川郡東川町北町2丁目12番1号
 TEL (0166) 82-2534 (事務室) 
       (0166) 82-2590 (職員室)
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